5月28日(水) 先日、警視庁が東京都内の犯罪発生場所を地図にして公開しました。身近な犯罪の発生状況を目に見える形で表すことにより、防犯情報として役立てていただくことをねらいとしています。確かに一目でわかる犯罪発生マップは様々な視点で犯罪を捕らえることができ、犯罪抑止に役立ちそうです。
 この地図の足立区部分を見ると、駅周辺の繁華街で犯罪が多く発生しています。意外なのは、人が多いところでの犯罪が多いというのはわかるのですが、事務所等侵入盗が西部地区の住宅街にも広がっていることです。
 また統計表を見てみると、23区内犯罪発生件数ワースト3位に足立区が入っています(1:新宿区、2:世田谷区、3:足立区)。しかしながら件数が多いからといって、治安が相当に悪いということではありません。人口密度などを考えれば、足立区は他地域よりもずっと少ないのです。統計表につきものの「数字のマジック」ですから、いたずらに不安がることはないと思います。
 ところで行政の最も基本的な仕事は、住民の「安全と安心」を確保することです。過日の都知事選での石原慎太郎知事の公約は「安心・安全の確保」とあり、また区長選挙での鈴木恒年区長の公約は「安全、安心、安らぎのあるまちづくり」です。今後の犯罪抑制対策に期待し、私も地域住民・都・区・警視庁と連携しながら治安向上に努力してまいります。
※リンク:警視庁・犯罪発生マップ(足立区)
※リンク:警視庁・東京都の地区別刑法犯発生状況