2月25日(火) 東京電力の原子力発電所に絡む一連のトラブルが原因で、首都圏の電力の約4割を供給している、新潟や福島の原子力発電所が数ヶ所停止しています。 当初、暖冬と予想されていたこの冬も厳しい寒さ続いています。このまま寒さが続くと深刻な電力不足が予想されます。発電所の電力供給能力はギリギリの状況で、代替稼動をしている火力発電所が停止した場合には、私たち都民生活に重大な影響があるかもしれません。
さて都庁は以前より様々な省エネルギー対策をしていますが、この事態にあたり、さらに省エネへの取り組みを強化しました。「都庁省エネルギー運動」と名付けれられ、全庁的な取り組みを行ない、都民の皆様への啓蒙活動も行なっています。
まず庁舎内を歩くと気づくのは、廊下やトイレなどの蛍光灯が所々抜けているということです。必要最低限の明かりを灯すにとどめて電力使用を押さえています。廊下照明の75%以上を消しています。電力消費の大きな下水道処理施設、地下鉄などでも省エネ運動を実施。道路照明も低消費の照明灯に切替える作業を行なっています。
また、職員へは「2アップ、3ダウン」といわれる運動を励行しています。上への階は2つ、下への階は3つまでは、エレベーターを使わずに階段を使おうという運動です。
ただ都庁だけの対策では、この電力不足には対応しきれません。都民の皆様のご協力が必要です。不必要な電力は使わないようご協力をお願いします。
また、私は都議会議員に初当選以来、都議会自民党エネルギー問題議員連盟の事務局長に就任しています。新潟県・柏崎の原子力発電所等を視察したり、風力発電、エコカーの普及など、省エネ対策に努力しております。
※リンク:東京都報道発表資料・厳しい電力需給状況に対する都庁の率先行動