3月4日(月)

都議会経済・港湾委員会が開かれました。与党が画策した知事隠しが未遂に終わり、知事出席のもとで築地問題の質疑が行われました。自民党政調会長山﨑一輝都議から知事への質問は「築地は守ると言いながら、食のテーマパーク等の文言が抜け落ち、考え方の一つにトーンダウンしたのは築地の皆さんとの約束が反故にされているではないか」との主旨でした。

知事は「まったく変わっていません」と平然と答えていました。

私は、このやりとりを見て知事の言葉の軽さに唖然としました。活字にもビデオにも残っているのは2017年6月に「築地に食のテーマパークとして再開発する」という方針を言明していてシラをきるのですから、あきれてものが言えません。

聞きなれない言葉ですが「食言」という言葉があります。文字どおり言葉を食べるということですから、自分で言ったことを食べて新たに違ったことを言い出すことを意味します。つまり約束を破ることを意味します。

小池知事は、築地に関して自分で言ったこと(公約)を守らず都民をだましたことになってしまっているのです。

つまり「自分で約束した言葉を食べているのでは?」と解釈せざるを得ないのにもかかわらず、「食べていない」と言い張るのですから二重の醜さを露呈してしまっています。ここまで来たかと言う感覚です。

夕方から自民党政経塾修了式があり、受講生へのメッセージの機会がありました。

これから政治家を目指したり社会貢献の道へ進む皆さんに伝えたのは、「言葉の重みを知り、嘘をつかないこと、そして食言者には絶対にならないように」と言うことでした。