6月28日(水) 東京都は28日、都営・公社住宅や、都有施設に設置されたシンドラーエレベータ社製のエレベーター計451基で起きた過去3年間の不具合件数を発表しました。軽微なものも含めると計522件に上り、このうち利用者の閉じ込めは48件。扉が開いたまま昇降するトラブルはありませんでした。都によると、シンドラー社製エレベーターは都営・公社住宅に370基、都有施設には81基あり、不具合別では停止したまま動かなかったケースが261件、乗降時に大きな段差が発生したのは32件だったそうです。都は「負傷者が出るような重大な不具合はなかった」としていますが、港区で死亡事故を起こしたエレベーターと同じ駆動装置などを持つ、都営百人町のアパート(新宿区)や、教職員研修センター(文京区)のエレベーターは当面使用停止を続ける方針です。都議会自民党でもこの事件ついては重く受け止め、関係委員会において質問をしており、再発防止に全力を傾注します。又、今後は設置会社と管理会社との関係も大きく影響するものと考え調査研究する決意です。