4月9日(金) イラクで日本人が拉致された。3日以内に自衛隊が撤退しなければ殺すと恫喝され政府は対応に苦慮している。無論、人の命は何よりも尊くどんなことであれ守らなければならない。しかし、政府はイラク問題が発生したときから無防備な民間人がこの地に留まることは危険と邦人の退去を再三再四勧告していた。派遣された自衛隊も一秒たりとも気を抜かないように厳しく注意されていると聞く。その中、3人の日本人が充分に状況を認識しながら旅立ち誘拐されてしまった。マスコミの各種のコメントを聞き、強く感じたことは「自己責任」とは何かという事。3人の方は私たちと同じように世界平和を望み、イラク国民の笑顔を一日も早く見たいとの思いでイラクに駆けつけ捕まってしまった。しかし、その行為をテロに利用することでイラクの平和を勝ち得ることができるのかと、強い怒りを感じる。日本政府がテロに屈し撤退することがあれば、これから世界各国に対し同じケースが続発するでしょう。テロに負けない姿勢が今、日本に求められます。しかし、時間の経過が早すぎるように感じてなりません。タイムリミットまであとわずかです。3人が無事帰国する事を心からお祈り申し上げます。