5月7日(水)〜8日(木) 東京都議会 経済港湾委員会の視察に行ってきました。三宅正彦委員長を中心に委員と理事者側からは産業労働局澤総務部長・総務係長並びに中央卸売市場坂巻管理部長・総務係長、議会局書記を同行し総勢20名の視察です。
早朝、羽田空港から高松空港へ。香川県議会では「まちづくり商業振興について」説明を聴取して、話題の高松丸亀商店街振興組合に伺いました。
現地では古川康造理事長からパワーポイントを利用して説明を受けました。
当商店街は、大型店の郊外への進出に伴ない老舗の商店街が衰退をしてしまいました。最盛期に当時の理事長が商店街の若手を集め将来は厳しい状況が予想されるので、衰退をした全国の商店街を視察するように支持を受けとの事です。
当然の事ですが当時の若手商人は「なぜ?」と、疑問を強く感じたそうですが理事長の命令で、多くの視察を行ったそうです。
その先人の洞察力と危機感が現在の繁栄の基礎となったようです。当時の商店街には1、000人の居住者がいたそうですが最後には75人までになったそうです。
その後、多くの努力の積み重ねで知恵を出し合い全員の同意を基本に「土地の所有と利用の分離」、「再開発成功の大前提はコミュニティーの現存」を考え開発を進めています。
古川理事長の説明の中で非常に印象的だったのは、少子高齢社会で高齢者を考えて街づくりを行い現在は650名の居住者を取り戻すことができたそうです。
正にピンチをチャンスに変えたと、言ってもよいでしょう。
又、国の補助金を頂く事が投資になり結果、税収の増を得ることができたそうです。
又、戦いの大部分は行政のルールとの戦いだったそうです。
等、等まだまだ書くことはありますが省略します。実は先日テレビ番組「カンブリア宮殿」でも取り上げられ1時間の番組もビデオで拝見をしました。大変に勉強になりましたが、果たして都内の商店街で同じような開発ができるかは難しいと思います。しかし、良いところは学び取り入れる事も重要です。
その後は、愛媛県松山市に移動をして道後温泉を中心として観光施策「松山はいく」を視察しました。
松山はいくは研修を受けた専属ガイドの案内で観光待ち歩きを体験するもので、「お遍路プチ体験」や「坊ちゃん列車で温泉へ」など、20コースが設定されています。数多くの俳人を輩出している俳句に縁が深いことから「俳句」と「まち歩き」を意味するハイクをかけて「松山はいく」と名付けられているそうです。
説明では5〜6人のメンバーで数百人の対応をしたそうです。
翌日は、松山中央卸売市場を視察して帰京しました。
有意義な視察でしたが時間限られておりもう少し勉強したい箇所もあったので残念です。