7月5日(土) 第二回都議会本会議も来週9日で終了です。開会日のHPに書いたように新銀行の設立・競輪の復活等、話題も多く各委員会は夜遅くまで審議をしております。
 私が委員長を務めている建設・住宅委員会も付託議案の調査、諮問、報告事項と各党、各委員の激しい意見が展開されました。特に心に残った意見をご紹介します。それは、西多摩選出の臼井 孝議員(自民)の発言です。報告事項に「都立公園の整備と管理のあり方について」がありました。この答申は将来の都立公園がどうあるべきかを石原知事が諮問し東京都公園審議会が長い時間をかけ結論を出し、当委員会に報告されたものです。その答申に対し臼井議員は多摩地区の森林の保全活用について、「都立公園で間伐材等の活用を行って需要を創出し、森林産業の育成、森林の保全を図ることが必要だ。」と訴えました。
 現在、多摩木材関係者の方は厳しい経済環境におかれています、時代の変化により需要が激変し更に輸入木材の価格競争にも負け、林業に従事することが苦しい状態を強いられているのです。そこで、今後の都立公園のあり方の中に多摩木材を使用し、コンクリートの手摺りを木材に替えたり、四阿(あずまや)を建設し日本の伝統を都民に理解していただいたりすることを求めました。そして「植えて、育て、使う」ことが林業を担っている方々が必要としていることであり東京都が率先し実行してほしいと結びました。
 私たち東京都民もこのことを充分認識し、更に東京木材を利用していただくよう努力したいと思います。