3月8日(土) 羽田空港に近い東京湾埋立地に今年1月、とても大きな風車が2基できました。風の力で電気を起こす風力発電の装置です。東京都と民間企業との共同運営で3月1日から本格的に発電を始めました。
風車は高さ44mの支柱の先に、長さ26mの羽が3枚付いています。20階立てのビルと同じ高さです。この2つの風車が作る電気は、1年間で250万キロ・ワット・アワーで、約800世帯が1年間に使う量です。
風車は1秒間に4mの速さの風が吹くと発電を始めますが、常に同じ方向・同じ強さで風が吹くとは限りませんので、自動的に風に対して真っすぐ向くようにする装置が取り付けられており、羽の角度も風の強さによって変えられるようになっています。この風車が作り出す電気は、電力会社に売られ、家庭や会社などで使われます。風力発電は、火力発電や原子力発電のように、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を出さない地球にやさしいエネルギーです。こういった施設は全国に263箇所あり、約14万キロ・ワット・アワーの電気を作っています。
※リンク:東京都環境局・東京都自然エネルギーイニシアティブ(風水プロジェクト)