2月23日(火) 明日から東京都議会第1回定例会が開会されます。
多くの建設的な議論がなされると考えますが、特に築地市場の移転が大きなテーマになると予測されます。新年度の予算には約1,281億円の関連費用が盛り込まれ本予算が可決されるか否決されるかが問われる訳です。
その中、18日には移転反対派の「市場を考える会」や「21世紀築地プロジェクトチーム(PT)」が築地再整備計画案を発表しました。かねてから東京都に再計画案が発表されたら事務所に送るようにお願いをしていたところ本日、郵送されました。
計画案はいずれも築地市場に隣接する晴海地区を活用し全機能を一時移転して立て替える案、一部機能を一時移転して段階的に建て替える案、一部機能を完全移転する「ツイン・マーケット」案の3案が出されました。
工期は4年9カ月から7年11カ月、建設費用は1,380億円から1,420億円としており豊洲移転のコストより大幅に減額されています。
しかし、計画案を見る限りは詳細も分からず図面を見る限りでは高層の建物を予定しているようだが非常に非効率と予測され、どの市場関係者が上層部に移転するかも新たな問題を起こすようです。
又、一部機能を移転する案についても過去に足立市場が総合市場として運営されていたが青果部門と鮮魚部門を分ける事になり大変な騒動になりました。
結果は現在の足立市場、北足立市場に分けられ運営されていますが、総合市場としての魅力を損なつた現状には現在も批判的な意見が多いです。この事を考えただけでも今回の1案についても問題があると認識しています。今後も議論は目が離せません。