2月4日(木) 昨日のHPに書いたように新しい年が始まった日に日本人の心を考えさせられる事件がありました。
ご承知のように横綱の朝青龍が引退を声明しました。25回の優勝を果たし歴代第3位の成績を残した力士です。遠いモンゴルから来日し、日本では最も古い格式と伝統を持つ相撲取りになりました。善し悪しは別としてマスコミを含めお騒がせ人物としては天下一品でした。
暴行騒動での引退は残念ですが、遅しに帰した感は拭いきれません。
無論、本人の責任は一番ですが、過去から現在まで多くの問題を許していた親方、相撲協会も考えなければならないと思います。私も含め人は心が緩んできます。ここまで良かったから次はもう少し大丈夫だろうと、そんな思いを止めてくれるのは親方であり、相撲協会ではなかったでしょうか。
又、小沢一郎幹事長が不起訴になりました。元秘書の国会議員、秘書、元秘書3名は起訴されました。
テレビでは民主党の幹部が起訴にならなかったから幹事長は辞任する必要がないと声を大にして発言していました。
私が所属している自民党幹部はクロに近いグレーと発言もしています。
首相は12億円の贈与、幹事長は20億円の不記載。額の大きさからも一般国民には想像不可能なできごとです。脱力感すら感じてしまいます。
「政治と金」については、説明責任と透明性が求められると、主張していた本人が手を染めていた訳で、しかも改革を旗印にしていたわけですから何をか言わんです。
このままでは、政治不信が広がり無関心層の増大と共にみんなの幸せを実現するための民主主義政治が壊れ、国が滅びてしまいます。
今こそ、日本と言う国、日本人の心情が問いかけられている時ではないでしょうか。
メディアの情報を整理しながら善悪を見極め正義(大義)を進めていくリーダーの必要性(存在)が求められていると言えます。
すなわち、職権を持ってぶれない「王道」を進む姿が必要なのです。
物質文化・情報社会・平和ボケの中で日本国が日本国の誇りと伝統を後世に伝えて行く精神構造を再構築、再認識していかねばなりません。
義理や人情などの言葉に表わされるような「人を思いやる人間」を育てなければなりません。
あらゆる意味での「教育・学習」の重要性をひしひしと感じています。