7月12日(土) 日本の夏の風情を語るのに欠かせない線香花火は、今は殆どが中国製です。しかし、日本製の線香花火の良さを再確認する中高年などによって復活の兆しを見せています。
 日本製の線香花火は、枝分かれした松葉状の花火が飛び、すぐには火玉が落ちず小さな火花が続き余韻があります。しかし、中国製に比べて値段も10倍近くし、火薬の配合・火薬を包む和紙の選択・それを撚る熟練の技が必要で風前の灯火となりました。それでもなんとか試行錯誤の末完成しこの夏から販売されるそうです。
 豪華さを競う花火は世界にたくさんありますが、儚さを愛でる線香花火は日本特有のものです。今年の夏は日本製と中国製の線香花火の違いを確認してみては?