4月16日(水) 昨日、午後より建設住宅委員会委員長として住宅局所管の施設を視察してまいりました。
最初は、港区港南4丁目第三団地立替プロジェクトです。当団地は第1期の立替えは既に完成し、第2期立替では、都営住宅および公共施設を集約的に配置(公共施設ゾーン)し、都市再生用地(民間施設ゾーン)を生み出します。また、公共施設ゾーンの事業内容のうち入札方式については、東京都でもはじめての技術提案型総合評価方式(設計施工一括発注)一般競争入札を行います。又、入札の応募者は、建築工事、電気工事、給排水衛生工事の三業種から、それぞれ複数の企業を構成員とした異業種特定建設共同企業体から選ばれます。
次に、昭和39年以前に建設した都営住宅について、順次建替を進めていますが、昭和40年代に大量に建設した都営住宅の建替には長期間を予測されます。このため、この40年代に建設した約11万戸については、諸条件を検討のうえ団地を選定し、この住宅のコンクリート躯体をそのままとして、設備配管類及び住宅内部を抜本的に改修する「スパーリフォーム事業」を実施しています。今回は、江東区北砂一丁目アパートを行ってまいりました。住宅局のご配慮を頂き改修前、改修中、完成後を見て、居住者の方々に大変好評だということが納得できました。更にこの事業を促進したいと思います。
最後に、墨田区京島地区における木造住宅密集地域整備促進事業を視察しました。本地区は戦災を免れたため狭小敷地や無接道敷地が多く、又、狭隘道路や行き止り道路も多く消防活動、避難、延焼防止等の多くの課題を残しており、都内でも有数の災害危険性の高い地域です。昭和58年に開始し平成2年には事業主体を東京都から区に移しました。息の長い事業であり地域住民はもとより関係者の大変なご努力が必要な仕事です。
視察も、無事終わり住宅局の皆様には、大変お世話になりました。
「百聞は一見にしかず」の格言の通り、現場を見ることにより、事業の概要、問題点、今後の課題等、肌で感じることができます。まさに、議員としてどれだけ現場を視察することが必要か再認識できました。これからも、どしどし現場を見に行きます。
※リンク:東京都住宅局
※リンク:東京都住宅局・港南四丁目第3団地建替プロジェクト(公共施設ゾーン)事業方針
※リンク:財団法人東京都防災建築まちづくりセンター