4月26日(水) 隅田川に架かる勝鬨橋は昭和15年に完成し日本では初の両側にはねあがる二葉式の跳開橋です。物資輸送等に使われた大きな船を通すために約70秒で開閉を行い、1日5回、約20分間船を通しており、鉄のアーチが動くさまを見ようと集まる人も多く、東京名所のひとつでした。しかし、高速道路などの建設で陸上交通量が増加し、汽船も通らなくなったことから、この橋は昭和45年以来閉じられたままでした。
しかし再跳開を望む声も多く、平成16年4月から勝鬨橋の技術的な調査・検討を(社)土木学会に委託してきましたが、この度結果が報告されました。
○外観を調査した限り、再跳開を妨げる決定的な技術的問題は無い
○重要な可動部の内部について、詳細な調査が必要
○電気設備などの取替え、橋面舗装等の改造が必要
今後東京都はこの報告書の内容を踏まえより詳細な調査や費用対効果などについて検討していきます。