6月20日(水) 東京都議会第2回定例会が終了をしました。
場外にいる島も多くの課題があった議会として注視をしていました。
今日も1時の開会から閉会までテレビで逐一拝見をしていましたが、住民投票条例は否決をされました。
テレビでも傍聴席の不規則発言がなされている様子が感じられ中村議長の退場発言が数度繰り返されまていました。
このシーンを見ていると過去の状況を思い出されます。
誤解の無いように発言をするならば原発は国内に一機も稼働させない事が必要と考えます。脱原発です。
しかし、現段階で原発の賛否を取る必要があるかは疑問です。
島は平成3年当時、板橋区選出の田中晃三先生のもとでエネルギー問題研究会の事務局長として勉強していました。
しかし、原発のある新潟県、福島県から地域の犠牲の上に立ち電力を消費している首都圏、特に東京都に対して大きな反発が起こり都民を代表して何度か足を運び、お詫びと今後の信頼関係を築くための努力を約束しました。(参考・高島なおきHPフォトギヤラリー議会公務活動)
当時は東京都からは一度たりとも知事が感謝の気持で新潟県、福島県に来たことはない、又、新潟県、福島県の両知事は公務で東京へ新幹線で向かう時、大宮駅が昼間であるにも拘らず煌々と蛍光灯が輝いている事に怒りを覚えると語られたことは忘れられません。
その後、福島県へ宿泊をしての交流会、新宿駅西口での両県の物産展、新潟県中越沖地震への都議会自民党議員の救援派遣など多くの実績を示してきました。
電力生産地のご苦労は言葉で表現できないほど大変です。
更に東日本大震災による福島原発の被害を考えると、先ほど述べたように原発の稼働はさせない事は当然です。しかし、新潟県、福島県の意見も聞かず生産地の東京都民が原発の稼働の是非を問う事の都民投票条例はイエスとは言い切れまいと、思います。
ましてもや、エネルギー政策は国策です。
今後、都民が多くの機会に議論をしていきたいと考えます。
又、今日の議会で新たな副知事2名が就任をしました。
退職をする3副知事には永年のご労苦に心から感謝申し上げます。
そして、新任の副知事には大局観を持って5年、10年、20年先の都政を考え行動してくれることを期待します。