8月28日(土) 日暮里・舎人新線も開業してから3年が経過しました。
開業当時は多くの課題を残しました。例えば始発時間を早くする、終電を遅くするなど問題点を抱えながら関係各位の協力を得て解決してきました。
乗車人員では一日平均で20年度は48,943人、21年度は54,725人(前年対比+11、8%)です。そして、22年度は4月から6月の平均で60,802人(+11,8%)に増加しました。
21年度には2編成を増備して利用者のサービス向上に貢献をしました。
しかし、現状では混雑率が160%を超えており、今後も乗客の増加が見込まれます。このため車両増設により輸送力増強は必須であり、混雑率の予想を踏まえ平成23年度には2編成を増備する予定です。
しかし、朝夕の混雑も課題ですが昼間の利用者をどう増やすかも問題であり、魅力ある沿線の街づくりや舎人公園の集客力を求めていかなければなりません。
現在あるドックラン、陸上競技場、公園内の各施設も大きな貢献をしていますが更に日暮里・舎人ライナーの利用者が増大する知恵が必要です。
現職時代に埼玉県草加市の依頼で都県境の河川に人道橋を建設する課題がありましたが草加市、足立区の協議も終わり建設がスタートしました。この事により草加市の皆さんが見沼代親水公園駅への利便性が高まり利用者増が見込まれます。区民の中には更に混雑すると、意見を述べる方がいますが隣接自治体の信頼関係、そして何よりもライナーの収支を考えなければなりません。
以前、石原知事との懇談の際にこの問題を触れた事があります。ネットワークを考えた時に現在の終点駅で良いのか、又、交通機関として機能を最大限求めていく必要があると結論が出て知事からある事を依頼されました。
今後の推移を見ながら努力したいです。