9月13日(日) 都議選が終了し臨時議会が開催されようとした時多くの混乱が生じました。島は直ぐにHPにその思いを掲載しようと考えましたが躊躇しました。ある程度の時間が経過したので、この時期にアップさせて頂きました。
何かご意見があれば、どうぞメールでお寄せ下さい。(尚、当時の文章を大部分そのまま使わせていただいています。若干読みづらいかもしれません。)

 先日、東京都議会の臨時議会が流会になりました。都議選において惜敗した島は内田先生、野村先生と共に都議会自民党の特別顧問に就任し今回の状況について半分は身内として半分は部外者として見る事が出来たのは大変勉強になりました。
今回の顛末を振り返ると大きく3つのポイントがあるように感じます。
その1番目は民主が54名の第1党に躍進し執行部が編成されましたが、彼らは17期で都議会自民党にいじめられたとの被害者意識(誤解です。)が強く働き,自分達は数の力で全てを決める事が出来ると勘違いした事です。議長、監査委員、常任委員会の編成、更には新銀行東京、築地市場の移転の特別委員会の設置を要求しました。反対するならば多数決で決めます。共産党、ネット、無所属も賛成です。これは当然の権利であり第2党の自民党は従いなさい。
この態度では何も議論する事ができません。島は17期最終年度に議会運営委員長として1年間務めました。民主党執行部の方々はその期間に充分に学習したと思います。つまり議案や案件が提案されたときどのようなプロセスで決定に至るか学習能力がなかったように感じられます。結論は54名の第1党にはなったが過半数を取っていない事を充分に理解していない事です。共産党と組む事が党内に理解を求められるのか。共産党は常に議運で多数決はダメ、話し合いを主張した政党が最終まで民主党と組むのか。今までの民主党の議員とは別人の体をなしていました。島とは認識が違ったと思います。
2番目は66名で臨時議会の招集を行った事です。数の暴挙としか言えません。話し合いだと口では言いながら充分に議論されないまま10日の招集を実行したのは余りにも議会に対する認識が悪すぎます。共産党は議会の責務として招集には賛成をしたと思います。しかし、66名で本会議を開催する本気度があったのか?そこまで腹をくくって臨時議会を決断したのか。余りにもお粗末すぎます。その事が10日の流会を招いたと思います。
3番目は代表者会議の座長を務めた大物議員です。聞くところによると座長に就任して各党周りを行うのが慣例ですが彼は否定したそうです。何故か理由は分かりません。事務方の説得で嫌々廻ったそうです。話になりません。議運の委員長も座長も全て同じです。議会をどうまとめていくか。円満に進めるかが長の責任です。驕りの一言です。ある日刊紙に民主党の国会議員が臨時議会で特別委員会を立ち上げられないならば都議会議員をやめろと言われていると、記事が載っていました。正に都議会の形骸化を進めようとしている民主党です。
17期では国会議員がなにを要求してきようが地方議会の雄としてきちっと対応していました。例えば国が東京都から3千億円を召し上げようとした時も知事を含め行政と連携をとり第1党として国と喧嘩をしながらどう都政にプラスに導いてゆくのか、その為にどう国会議員の力を利用するのか真剣勝負です。
結果、国と東京都では全国で初めて協議機関を設け13項目の課題について議論する場を設けました。この事が現在、外環道の建設や認証保育の国の考え方に大きく貢献した事は充分にご理解を頂けると信じます。
第1党の責任はなんでしょうか?
ただ単に数が多い政党でなないのです。常に義務と責任を持ち続けなければなりません。
今まで第2党として何を発言しても責任がなく、第1党に助けられていた時期とは違うのです。
今回、無事に臨時議会が終了しました。第3回定例会を迎え議会運営委員会で各党の責任者が決めた事も直ぐに変更する議運の委員長はどう責任を感じているのでしょうか?
議会の意思を決定する最高機関がマスコミの記事で変更する。あるマスコミが驚いていました。あの記事で動揺するとは信じられない、まさか変更するとは。
民主党のリーダーシップが問われます。
代表者会議も議運も責任者が責任を自覚し努力をしなければ都政はどうなるのか。
本当に第1党は何をすればよいのか。都民は注視して頂きたいと考えます。
都民が選んだ選挙の結果ですから。