10月22日(金) 東京都税理士会足立支部創立60周年記念式典が開催されました。
昭和25年に10人の税理士の先生方からスタートし今年で60年目を迎えお祝いの会が行われました。
小久保隆支部長を中心に現在は283名の会員を擁し都民の税務相談をはじめと都内の企業などで活躍をなさっています。
午後からは記念講演、記念式典、祝賀会を行いましたが心温まる会でした。特に小久保支部長のご挨拶には、今回の記念に足立区役所南側の公園に桜の苗を植樹しました。春には桜が開花するのでお花見みをして頂きたいと述べていました。
景気低迷の社会で税理士の先生方もご苦労が多いと思いますが更なる飛躍を期待いたします。
午後、石原慎太郎東京都知事の記者会見が行われました。
特に今回の会見は島のみならず多くの方々が興味を示したと思います。それは、築地市場の豊洲地区への移転に関し知事は22年度の予算に計上した豊洲移転関係予算を執行すると決断をして表明をしたからです。
ご承知のように昨年の都議選の論点になった築地市場移転問題は都議会での民主党が第1党になり、その方向性が注目されていました。
改選後、民主党は多くの不毛な発言を繰り返し、経済港湾委員会での議論とは別に豊洲移転に関する特別委員会を設置し集中審議を提案しました。無論、各党も特別委員会設置には賛否はありましたが組織を立ち上げました。その後多くの時間を費やし関係者の意見を聴取し議論を重ねてきました。
本年第1回定例会には新年度予算審議が行われ予算可決に対し市場関係についての付帯決議が付きながら可決されました。その付帯決議を一言でいえば、築地市場での現在地再整備が可能かどうかの検証です。
その為に特別委員会の中に小委員会を設置し、更に集中審議を重ねました。
本来ならば8月ないし第3回定例会までに一定の方向性を出すと約束したにも関わらず民主党を含めた野党は継続審査を主張し継続審査が決められました。又、都議会本会議最終日には特別委員会委員長が議場での口頭報告を行いましたが、その結論は豊洲、築地の両論併記でありました。
それを受け石原知事は本日決断をしました。
高島なおきは今年度の予算審議の経過をまじかで見た一人として発言するならば、
本来、民主党は自民党との信頼関係で第3回定例会までには結論を出すと約束をしながら反故にした責任はどうするのか?民主党は市場関係予算について土地取得費以外の予算を執行して良いと発言しました。都民からの血税を豊洲とも築地とも判断を明確にしない民主党は豊洲移転の経費の一部を使う事を許した相反する判断をどう説明するのか?又、民主党は市場関係の意識調査をするように要求しています。何故ならばその結果を見て判断すると理解できるからです、それならば今までの市場関係者との議論は何だっのか、更に多くの時間を費やし土壌汚染をはじめ参考人招致をしたのは何だったのか、そして、議会での議論は何だったのか。疑問をだらけです。
本来の議会の責任、都政に対する責任を放棄していると言っても過言ではありません。
野党は石原知事の発言に反発をしていますが、島からすれば議会の責任で特別委員会、小委員会を設置しながら結論を見いだせず、只、議論を引き延ばす事は本当に正しいのか。議会の責任放棄を見透かされ石原知事に決断させた議会の資質を問われる思いがします。
各政党の思惑はあるにせよ。究極は都民にとつてベストの選択をしなければなりません。
政治は選択と決断です。